2006年度 全関東四つ球2段戦結果
(BIG BOX:2006/2/19)
年に1度しかない唯一の公式大会であるクラス別四つ球大会の、現状では最上位の2段戦も、開催されるようになって数年経ったが、クラスのエントリーの不明確さ、不可思議さが増している。段位戦では、出場者は「要 段位・CS」となっているから、協会が認定した段位を持っているものが出場することが出来て、優勝者は上位の段を申請することが出来るということになっているらしいが、あえて申請しなくて同じ段に翌年以降も出場するということであればおかしい。
これでは、下位から上がってきたものが、いつまでも優勝に届かないことになりかねない。前回は上位の2段戦に出場していて、その後に初段戦に出場するというのは、クラス別大会の意義を否定したような紛らわしいことを、協会は認めるべきではないと思う。
2段戦出場者についても、知る範囲では初段戦優勝者は僅かで、他はどこで段位を得たのかも不明確である。少なくともBIG BOX以外では大会は既にないはず。細かいことを言うと出場者が集まらなくて大会が成立しないというのなら、決め事の方を見直せば良いだけのことである。
ポケットに例えれば、公式戦でA級に出場していて、結果が思わしくないから次はB級で出場ということは認められないし、競技者のモラルとしてもあり得ないことだろう。単なるハウストーナメントではないのだから。
希望があるなら、3段戦も同時開催すればよいだけのことだろうし、全日本への道は開かれているのだから、挑戦すべきことではないのか。(全日本へ通じる全関東アマチュア四つ球選手権大会の出場要件は、CS、2段)
クラス別大会と言いつつ、すでに入門クラスの3級戦、2級戦は人が集まらず、3、2級をハンディ戦として一緒にやっているありさまだが、これは結構不快な思いをしたものだ。 この入門クラスは、四つ球からビリヤードを始めて、すでに継続して上位に行こうとする者のエントリーは実質的には絶たれているわけで、このクラス別大会の存在意義に関わる状況になっていることを認識すべきだろう。
歴史的には、既に150年くらい前に終わってしまっている競技としての四つ球も、球の近接操作の宝庫であり、単なるバラダマ大会で終わってほしくはないものです。
球が4つあるというだけではなくて、ビリヤードの競技としても、楽しみとしても、技術・技能を後世に伝えるためにも、その要素を最も沢山含んでいるという意味でも。